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空の穴」。
製作年度 2001年。上映時間 127分 。
監督は「鬼畜大宴会」の熊切和嘉。脚本は、熊切監督と穐月彦の共同。撮影を「鬼畜大宴会」の橋本清明が担当している。主演は、「DISTANCE」の寺島進と「Paradice」の菊地百合子。第30回ロッテルダム国際映画祭国際批評家連盟賞スペシャルメンション授与、第51回ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム出品、第56回毎日映画コンクール男優助演賞(寺島進)受賞、第11回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞(寺島進)受賞。
空の穴 特別版何と言ったらいいのか、大学の映画研究会的な映画と形容したら当たっているだろうか。
映画が好きで好きで仕方がない人が撮った作品だと感じた。
素人っぽさはあるものの、そこかしこに純粋な映画への愛が息づいていて、好感が持てた。
全体のバランスや流れよりも、ワンシーン、ワンシーンの魅力を楽しんだほうが良さそうだ。
ラスト近くで寺島進が、水溜りの中で立ち尽くす場面は、心に響いた。「水に空が映っている」シーンだ。このカットを撮りたいがために、この映画を作ったのではないかと思うほど、際立って美しかった。
物語の筋とか人物の行動は、かなり馬鹿馬鹿しい。だが、その馬鹿馬鹿しさを、北海道という大自然、ゆったりとした時の流れが許している。許容してくれている。つまらない日常のつみかさねこそ愛すべきものかもしれないと思わせてくれる、大らかさと純朴さがこのフィルムにはあった。
この病んだ時代の中で、こういう映画が撮れるということは、素直に素晴らしいと思う。
見たあと、かなり沁みるものがあり、友人に奨めたのを憶えている。
一人でも多くの人(特に映画好き)に見てもらいたい、そしていろんな感想を聞いてみたい映画である。
posted by 名作ドラマ大好き at 21:37|
映画レビュー
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